iOSベータ版には期限が存在すると「実機へのiOS ベータ版インストールに注意」で書きましたが、期限が切れてしまったときはどうしたら良いのでしょうか。
アップルに問い合わせると、iOS Dev Centerのフォーラムで他の開発者の人やテクニカルサポートの人と情報交換をしてねという回答でした。
(つまり、勝手にどうにかしてくださいということ。)
では、期限切れになったらどうなるか、期限切れになってしまった場合の対応について順に見ていきましょう。
iOSのベータ版から正規版へのアップデートはできない
iOSのベータ版を使用していて、そのバージョンの正規版が発表されたときに困るのは、iTunesからアップデートを確認しても最新版であり、アップデートの必要はないと言われてしまうことです。
スクリーンショットは、iOS 4.2 beta3のiPadをiTunesに接続し、アップデートを確認をクリックした際に表示されたエラーメッセージです。
このスクリーンショットを撮った時点で、正規版は4.2.1が既にリリース済みです。
もしかすると4.3まで待てばバージョンアップが可能かもしれませんが、ベータ版のまま使い続けるのも気持ちが悪いものです。
iOSの期限が切れるとどうなるか
iOSの期限が切れた場合、緊急通話以外の機能が使えなくなります。
たまたま、iPhoneでの音楽再生中に期限切れを迎えたのですが、音楽は再生されたまま、アクティベーションを求める画面表示が出て緊急通話以外の機能が使えない状態になってしまいました。
つまり、音楽を止める事も、曲をスキップすることもできない状態です。
電池切れまで待とうかと思いましたが、ヘッドフォンの抜き差しで強制的にiPodを一時停止することができました。
この状態でiTunesに接続すると、このようなエラーメッセージが表示されます。
(こちらのスクリーンショットはiPadのものです)
iOSベータ版から正規版へのアップデート方法
では、期限切れになってしまったらどうしたら良いのでしょうか。
答えは、アップルのサーバーからiOSのipswファイルをダウンロードしてインストールすることになるのですが、なんと、ipswファイルのパスは公開されていません。
つまり、ここから先は自己責任です。
まずは、脱獄(Jail Break)系のサイトからipswファイルを探します。
このとき気をつけたいのが、アップルのサーバーからのダウンロードリンクを見つけるようにしないと、正しいiOSとは限らないということです。
4.2.1は、Download iOS 4.2.1 for iPhone, iPad, iPod touch [Direct Links] | Redmond Pieから取得しました。
これをベータ版iOSと同様にOptionキー(WindowsはShiftキー)を押しながらアップデートを確認ボタンをクリックしてファイルからiOSをインストールします。
どうやら、いろいろ調べてみると、3.0リリースの時も同じだったらしく、今後もこのようなことが発生する可能性があります。
念のため、アップルには「開発者登録をしている人には正規版iOSのダウンロードパスを提供すべき」との意見を入れ、貴重な意見として今後の参考にする旨のお返事をいただきました。
iOS5 ipswダウンロード
iOS5は、Download iOS 5 For iPhone 4S, iPhone 4, 3GS, iPad 2, 1, iPod touch [Final Version Direct Download Links] | Redmond Pieから取得できます。
beta版の時と同様に、アップデートボタンではなくOption+Restoreを行わないと3002エラーが出る可能性があります。
情報ありがとうございました。たすかりました。