開発者視点から見た新型iPodシリーズ (2010年9月)

アップルは、新型iPodシリーズを発表しました。
iPod touchはカメラを搭載してテレビ電話機能であるFace Timeが使えるようになり、iPod nanoは大幅なデザイン変更とマルチタッチ対応のタッチパネル搭載、iPod shuffleはVoice Overなどの機能はそのままにボタンが復活しました。

新型iPod touch

第4世代となる新型iPod touchには、Face Timeのためにカメラとマイクが搭載され、iPhone4にかなり近いハードウェアとなりました。

新型iPod touch (4th Gen.)

アプリ開発者として気になるのは、iPhone4とのハードウェアの違いでしょう。

まずは、カメラのフラッシュがありません
フラッシュを使った懐中電灯アプリなどは、iPod touchでは動作しないということになります。
カメラ周りでは細かい所ですが背面カメラの解像度が低いというのも注意したいところです。

続いて、ここは先代iPod touchと同じですが、GPSを搭載していません
位置情報を利用するアプリを開発する場合は、Wi-Fiのアクセスポイント情報を使うことになりますので、iPhone4ほど正確ではありません。(そもそもWi-Fiによる位置情報検索がAPIとして公開されているのかどうかも勉強不足のため不明です。。)

あとは、言うまでもないポイントとして、3G回線がありません
今回、3G仕様も発売されるのでは?との憶測もありましたが、3Gは搭載されませんでした。

また、新型iPod touchに関して特筆すべきポイントとして、iPhone4と同じ高解像度のRetinaディスプレイが搭載されていること、OSにはiOS4が採用されていることが挙げられます。
画面の解像度をコントロールする際、いろいろな方法が考えられますが、機種名などを用いて判断していた場合は注意が必要です。
スタンダードな方法としては、

  1. 機種名からiPadかどうかを判定する
  2. iOS4以降かどうかを判定する
    (iOS4独自関数を使うか、OSバージョンを使用します)
  3. ディスプレイのスケールを判定する
    (従来機は1.0、Retinaディスプレイは2.0です)

という順序で実装するのが間違いないでしょう。

iPadを最初に判定しているのは、iPhoneアプリをiPadで動かした場合に、2倍拡大モードではscaleの値が2.0となるためです。
また、iOS4.2はiPadにも対応予定とされていますので、iOS4かどうかの判定だけでは、iPadを除外することができません。

新型iPod nano

第6世代となる新型iPod nanoは、1.7インチのマルチタッチ対応ディスプレイを搭載し、ソフトウェアの見た目はiOSそっくりです。

新型iPod nano (6th Gen.)

iOSを搭載しているのであれば、Jailbreakすることでアプリのインストールができてしまうのではないか?と思ったのですが、既に同じことを考えた人がいるようで、アップルの広報に尋ねたところiOSではないとの回答だったとのこと。

ということで、今のところ、アプリをiPod nano対応させることは考えておかなくて良いようです。

新型iPod shuffle

第4世代となる新型iPod shuffleでは、クリックホイールが復活しました。
そもそも音楽プレーヤーに特化した製品ですので、アプリ開発者としては考慮しておく必要はありませんが、簡単にご紹介しておきたいと思います。

新型iPod shuffle (4th Gen.)

クリックホイールが復活しながらも、VoiceOver機能での曲名読み上げやGenius機能、プレイリスト操作など、モデルチェンジとともに追加されてきた機能はそのまま搭載され、しかも価格は据え置きと、お買い得感の高いモデルです。
大きさもiPod史上最小とのこと。

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